2013年5月11日土曜日

初めて 4月28日(日)

昨日ブログをアップして気づいたこと。田舎に来てから日記形式で書きためたものをアップしているので、文体や言葉が少し難しくなってしまっている。・・・でも、読んでくれているみんなは日々成長しているので、理解してくれている・・・かな??
難しかったら教えてね。気を付けるようにします。
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今日は初めてチョイルからシュエーゴビまで、列車で帰ってきた。
夜9:20分チョイル着・・・の予定。
多分ギリギリでも間に合っちゃうんだろうな、と思いつつ、窓口が開く時間である夜8時半には駅に着き、待つ。
受付のお姉さんはヒールをカツカツ鳴らしながら、10分遅れでやってきた。
なかなか窓口のガラス戸は開かない。
待っている間、言うべき言葉を思い浮かべる。頭の中で反芻(はんすう)する。
 

「今日、シュエーゴビまで、ハトー(固い、という意味。一番安い席)を一枚。あと、来週末にウランバートルにいくチケットの、ハガス(半分、という意味。一つ上の、指定席。値段はハトーの倍。)一枚。」
列車のチケット。
 
列に並んでいるだけで、ドキドキする。
こういう時にいつも思う。私は臆病(おくびょう)だ。
「もう9カ月も住んでいるのに!」と笑われるかもしれないが、実際にドキドキしてしまうのだから仕方ない。緊張することを理性でやめられたらどんなに楽だろうか。
 
ようやく窓口が開き、一人目が終わる。私の番、練習の成果を発揮しよう。
「(にこやかに)しゅえーごび・・・」
「あぁ?!」←(聞き取れない時によくある返事。)
・・・言葉が出なくなる。周りの人からの視線を感じて、かーーーっと体温が上昇していくのを感じる。
しかし何も言わないと状況は悪化するだけだ。
「だから・・・今日今から、シュエーゴビ!ハトー!!一枚!!」
ああ、と言ってチケットを作ってくれる。
「こいつ、何言ってんだろ。面倒だな」「モンゴル語、下手だな」
って笑われてるんじゃないかと不安になる。
 
首都へのチケットは今は無い、買えないからまた昼にいらっしゃい、と言われてしまった。
「え?!なんで無いの?昼っていつの昼?!」・・・と聞き返せなかった。
うまく笑顔をつくれず、思わず顔がひきつる。
 
海外の旅行の時は、きっとアドレナリンが出ているのだろう。もしかしたら、「私旅行者だもん、喋れなくて当然!」という変な自信すらあるし、あと3日しかない!など短期で満喫したい欲が強いから、ちょっとやそっとじゃめげないのかもしれない。
生活していると、以外と引っ込み思案らしい。
ちょっと冷たい返答や目線を浴びるだけで、心がしょぼしょぼして、カチコチになって、折れそうになる。
 
日本で住んでいる他国から来た方々もきっとこんな思いなのだろう。私は嫌な思いをさせなかっただろうか。道ですれ違った人、話しかけられた人。今会いに行って「あの時は本当にごめん!」と謝りたいくらいだ。
 
横に見えている建物が学校。
 
モンゴルの列車は、他国のそれと同じように、駅名のアナウンスが無い。ホームが小さく、安い席の車両が止まるのは、何もない砂の上だ。
・・・となれば当然「ハトーはこのへんですよ」なんて看板も無い。
また、ハトーという安い座席に指定席を無視して乗ってるものだから、人が喋ったり寝たりしている隙間を自分で見つけて座るしかない。
さらに駅に泊まった時に自分で降りなければ、当たり前だが次の名もなき駅にたどり着く羽目になる。
実は一回インドで失敗した経験があり(その時は走っている列車から飛び降りた)必要以上に警戒してしまう。
 
チョイルからシュエーゴビまで32キロ、列車で30分の道のり。
シュエーの駅から村までは少し距離があるので、乗合いのミクロに乗り込む。着いたのは10時半。
やれやれ、通勤も一苦労だ。

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