2013年12月8日日曜日

大分県日田市「ワールドフェスタinひた」

先輩隊員とのつながりで、12/7(土)に大分県日田市で行われた「ワールドフェスタinひた」においてスカイプ通信をしました。
こちらからは村の学校の1年生から11年生まで各クラスから一人希望者をつのり、23名。
大分県日田市の小学生は、なんと350人!!!!!!
 
当日の様子。たくさんの子どもたちとの交流は初めてでドキドキ。
私をはじめモンゴル側は大層~焦り笑、小学部のマネージャーに情報教育の先生だけでなく、教育局長やカウンターパートも村にかけつけての大イベントとなりました。
 
「ワールドフェスタinひた」を主催する、日田市公民館運営事業団は、JICAボランティアを子供たちに知ってもらうことに大変積極的。...

一方ゴビスンベル県でSkype通信をしたのは今回が初めて。みんなSkypeの存在を知らず私も機械に疎いので、ネットの設定やらプロジェクターとの接続でもてんやわんや。



たまたまSkypeにオンラインしていた各国の友達に無理を言ってつないでもらい、何回も修正しました。時差はあるけれど、他国ボランティアともつながったらこれまた面白いなあ。
日本からの「これは何でしょう」クイズに興味津々

 いただいたプログラムをもとに台本を作り、国旗やモンゴル紹介の資料を作成、リハーサルを重ねたため、子どもたちも堂々と発表することができ、日本の子どもたちとの交流に大満足の様子。
 日本の子どもたちもとても喜んで興味をもってくれたと聞きました。
 

 出来るかな~と心配だったし慣れない中高生への指導も入ったのでちょっと骨は折れましたが、本当にやってよかった!
 
 
今度は日本の小学生とクラス単位でもやってみたいというカウンタパートの言葉からも今後の活動の広がりの可能性が感じられ期待大!






2013年11月17日日曜日

台風30号の、フィリピンの被害のこと

★緊急用の資金のめどがついたそうなので、一部書き換えました。ご協力ありがとうございました^^
11月19日(火)20:28
みなさんこんにちは!!
日本は今気温は何度くらいでしょうか。少しずつ寒くなってきていると聞きましたが元気ですか?
モンゴルは今、-5度から-15度くらい。まだまだ温かく過ごしやすいです。

 さて、山中先生は、青年海外協力隊として、今モンゴルにきているのはよく知っているよね。
どうやってはけんされるかというと、例えばある国から「算数の教育をよくしたいから、先生をはけんしてもらいたい」という希望があると、JICA(ジャイカ)から、「ぜひ行って、力になりたい!」といった先生がはけんされて、そこで2年間住みながら活動をするというもの。

先生と同じときに、たくさんの仲間が色々な仕事で、たくさんの国に はけんされました。
その中に、フィリピンに行った仲間たちがいます。

みなさん、ニュースはみたでしょうか。台風30号の影響で、フィリピンのレイテ島という島が大きな被害を受けました。もちろんここに住んでいるボランティアも被災し、悲惨な状況を目の当たりにしました。

自分の住んでいる国が大きな被害を受けたことから、何とかしたいと立ち上がった仲間がいます。
岸本さんという中学校の先生です。
小学生に向けて、そして中高生、保護者の方々に向けてのメッセージをあずかったのでどうか読んでください。


 

小学生(しょうがくせい)のみなさんへ

こんにちは。はじめまして、わたしは岸本(きしもと)紗矢子(さやこ)といいます。ジャイカの青年(せいねん)海外(かいがい)協力(きょうりょく)隊員(たいいん)として学校(がっこう)先生(せんせい)をしています

118日、わたしのいるフィリピンに、とても(おお)きな台風(たいふう)がやってきました。それは(いま)までにおきた台風(たいふう)(なか)でも一番(いちばん)(おお)きいものと(おな)じくらいだといわれています。

 

このおそろしい台風(たいふう)は、レイテという(しま)中心(ちゅうしん)に、()電柱(でんちゅう),たくさんの建物(たてもの)をなぎたおしました。そして、(うみ)(ちか)いところでは高波(たかなみ)(たか)しおがおきて、まるで津波(つなみ)のように人々をおそいました。これまでに、約24万人が家をうしない4460もの人々(ひとびと)のいのちがうばわれています(11月14日現在)

 

また、(まち)のほとんどすべてがこわれてしまったため、十分(じゅうぶん)(みず)電気(でんき)()(もの)もありません。人々(ひとびと)はとても(くる)しいなか、(いま)もお(なか)()かせて、ジッとこらえています。(かれ)らが()きていくためには(いま)安全(あんぜん)()きているわたしたちからの支援(しえん)(ささえ助けること)が必要(ひつよう)です。みなさんからのきふが(あつ)まれば、それで(みず)()(もの)()い、人々(ひとびと)にとどけることができます。

 

 

フィリピンは日本(にほん)のとなりの(くに)で、バナナで有名(ゆうめい)です。

東日本(ひがしにほん)大震災(だいしんさい)のとき、日本人(にほんじん)元気(げんき)になってもらおうと、フィリピンからたくさんのバナナがとどきました。

 

(うた)っておどるのがだいすきな、(あか)るくてやさしいフィリピン(じん)に、一日(いちにち)でも(はや)く、笑顔(えがお)がもどることをねがっています。そのために、みなさんの(ちから)()してください。

 よろしくおねがいします。

 

青年海外協力隊フィリピン隊員 岸本紗矢子

 


中高生と保護者の皆さんへ

こんにちは、初めまして。神戸市立港島中学校から、JICA青年海外協力隊・小学校教諭としてフィリピンに派遣されています、岸本紗矢子と申します。
118日、観測史上最大級の台風30号がフィリピンに上陸しました。レイテ島、州都タクロバンでは台風が通過した地域の7080%の家屋や建物が壊滅したといわれています。特に沿岸部では高波・高潮により町ごと飲みこまれ、元の姿が想像できないほどの惨状です。

これまでに、約24万人が家を失い、4460人の尊い命が奪われました(11月14日現在)

空港が壊れ、瓦礫により道が封鎖され、陸の孤島と化した被災地では、飲食料が圧倒的に不足しています。人々は今もジッと恐怖と不安と空腹に耐えています。また水道や電気といったライフラインが途絶えていることから、衛生状態の悪化も懸念されています。
 彼らが生きていくためには、今、安全に生きている私たちからの支援が必要です。皆さんからの寄附が集まれば、それで飲食料品等を買い被災地の人々に届けることができます。
東日本大震災の際、隣国であるフィリピンから「日本の被災者のために何か力になりたい」とおよそ3トンものバナナが届けられ、それらは被災者に勇気と元気を与えました。
私たち一人ひとりが直接的な支援をすることはできませんが、今フィリピンの現在の状況を知り、力になりたいと思っている人どうしが協力すればこれは大きな力となり、必ずフィリピンの被災地へ、あなたの温かい心は届きます。

私がフィリピンで過ごし始めたこの15か月、傍にはいつも歌って踊るのが大好きな根っから明るいフィリピンの人々がいて、どんなときも私を優しく包んでくれました。
 彼らに、一日でも早く笑顔が戻る日が来ることを願っています。そのために、皆さんの力を貸してください。

よろしくお願いします。

 

青年海外協力隊フィリピン隊員 岸本紗矢子
 
(文章責任)

JICA青年海外協力隊 フィリピン隊員
平成24年度1次隊 小学校教諭

岸本紗矢子
 
 これは、ジャイカからも正式に承認を受けている活動です。先生も今モンゴルにいて、自分の足で何かをすることはできません。でも、自分が派遣された国の人々を一人でも多く助けたいという気持ちはとってもよく分かります。
COCOWELLという、フィリピンの災害援助のグループがあるので一応紹介しておきます。
 http://www.cocowell.co.jp/fs/cocowell/c/hiyan
どこの機関に募金をしても、フィリピンの人たちの心には届くと思います。
 
ただ、みんなは自分で働いているわけではないですよね。たくさんのお金を寄付する必要はないし、勝手に自分の判断で寄付をしないでください。必ずお家の方と相談をして、もし可能ならば協力してほしいと思っています。お金の募金が難しかったら、応援の気持ちをもち、ニュースに耳をすませるだけでも十分です。
 一人ひとりは少しの金額でも、みんなの力が合わされば大きな支援になります。お金だけの問題ではなくて、みんなが同じアジアの国・フィリピンの災害に気をかけて、力になりたいなっていう気持ちをもつことが一番の支援だと私は思います。
 
 
 

2013年10月26日土曜日

村でホームステイ



活動先の村から帰還しました!!
Netなし、電話の電波なし、お風呂なし、先生の家にホームステイのがっつりモンゴル二週間。

村では毎日村民による村民の為のイベントが目白押し。これは秋のお祭り。各学年から選び抜かれた子ども達が踊りや歌を披露となると、こうやってみんな集まって、大騒ぎ。私は踊りや歌を評価して選抜するのがどうしても苦手なのですが、村ではこうすることでみんなが交流する機会を与え、つながりを強くしている。子どもの多いモンゴルにとって、学校はみんなをつなぐ役割を果たしているのかもしれないなと色々と考えさせられました。
 

これは地平線から の朝日。月と太陽と星を眺めることは、数少ない娯楽。朝起きたら部屋にホストマザーが突然入って来た。びっくりする私をよそに窓を開け「アヤカ!太陽をじっと見なさい!中に光の月が見えてくるでしょ?これを5分間眺めるととってもいいのよ!」とのこと。






1000人しかいない村(ひと学年8〜16人)では全員が知り合いで、異質な私は視聴率常に100%。「アニョハセヨー」と叫んで走り去る子どもたち。授業の予定も全て自己交渉。今までの活動の中で 正直、一番辛かったです。
笑顔を作れない時もあったし発熱したものの、発狂寸前で吹っ切れました笑 


自分の描いた絵(昔の壁画の読み方と、それをもとに暗号
を描く授業)をみんなに読んでもらっている様子、嬉しそうでしょ?映っている子どもでほぼ一学年。






 


  お父さんにお肉を食べさせられているところ。







                                               ホームステイ先のお父さんとお母さん。お母さんはソーシャルワーカーで、二人ともほんと〜〜に優しかった。熱を出したらスープを作ってくれるお母さん、頭をがしがしもんでくれるお父さん。「ご飯をちゃんと食べないで夜遅くまで仕事してるからよ!」と叱られ、日本の両親を思い出しました。





先生たちにもバッサリと意見を言ったので嫌われてしまったかもしれませんが^^;子どもたちへの授業や中学生への国際理解も楽しかったし、授業が見違えるくらい良くなった先生もいた。ホームステイ先のお父さんお母さん、寮の子どもたちとの時間はかけがえの無いものとなり、結果オーライかな。頑張った〜〜!

一週間ぶりのお風呂は最高でした。これで、巡回先5校中の二校は完全終了。活動は残り150日を切りました。この貴重な2年間に後悔だけは残したくない、迷ってる暇は無い!また来週から頑張ります!

寮の子どもたちとともに。