2012年8月22日水曜日

嬉しい!!!

今日、前回書いた、「日本の小学校1年生がやる図工の授業」について、ゴビスンベル県の新一年生をもつ先生方に研修をしました!!!!!

「オリガミをみんなに教えてあげて!」と言ってくれたのだけれど、折り紙は日本の小学校の授業で教えることはない。

確かに、今自分ができること、時間は限られている。でも、私が「図工で大切にしたいこと」を伝えたい。それは、折り紙のおり方を教えても絶対に伝わらない。

モンゴルには「ゴイ!(すてき!豪華!きれい!かっこいい!いけてる! の、総称みたいな印象です。)」という言葉があります。

よりよい姿を目指したり、技能の習得としては大切な観点なのだと思う。
けれども、図工は何よりも「心の教育」をすることを目標として据えなくてはいけないと、私は思っています。小学校教育において、技能的に、素晴らしい作品を作ることに大きな意味はないと私は思います。
自分で考えたり、こうする!って決めてみたり、試してみたり、思うようにならなくて悔しくて、なんでこうなるんだろうって不思議に思ったり、それを乗り越えて感動したり、自信をもてるようになったり。。。そういうことが大事なのだということ。
「ゴイ」じゃなくてもいいし、思ったようにならなくてもいい。だから、「失敗」は無い!!

これは、私のクラスだった人はきっとわかるんじゃないかな。

だから、あたしは図工が好きなのだということ。全部の学校の先生に、新学期前にアピールできるなんてなんて貴重な機会なんだろう。
これだけは、今このチャンスで伝えなきゃいけないと強く思いました。

おととい依頼をされて、昨日の午後から案を練り、教材を作り、モンゴル語訳!
実は、昨日の夜は苦しくて、胃が痛くてごはんが食べられませんでした(笑)

今日、カウンターパート(一緒に仕事をする人)に一瞬見てもらい、急いで、言葉が足りない分の教材を仕上げる。

午前しばらく普通に研修を一緒に受けていたけれど、モンゴルの先生えらい。
ちゃんと図工や音楽の実践の研修もするのです。
ちゃんと疑問は口にだし、質問には答える。
こういう、アグレッシブな姿、チョイルの良さだと思う。

と感動していたら、「アヤカ、コーヒー飲み終わったらやってね☆」と、カウンターパートから言われ(笑)

やってみました!!
モンゴル語は片言だったけれど、先生たちみんなが私の授業に児童として参加し、積極的に意見をくれたり、 どうしても失敗を恐れる雰囲気はあるのだけれど、声掛けをすると素晴らしい発想で答えてくれる。
始めは私の提示したお手本をなぞろうとする先生たちだったけれど、
「メガネを作ったら、残った紙でチョッキができたの!」という先生が、でてきた。

本当に鳥肌が立ちました。
ああ、子どもたちがこうやって伸びてほしくて来たんだ、楽しい!なんでもしよう!という自分の気持ちを再確認しました。

一番びっくりしたのは、先生たちの対応の変化。

モンゴル語もろくに話せず、そこにいる私に、きっと疑問と戸惑いをかんじていたのだと思います(笑)

授業が終わった時に私のカウンターパートが「素晴らしい授業をしてくれたアヤカに感謝しよー!!」っていってみんなから拍手をもらい、
お昼ご飯をみんなで食べに行き、たくさん話しかけてもらえるようになって。子どもの写真を見せてくれたり、
私が分からなそうな単語を簡単な言葉で説明してくれたり。


なんだか、涙が出そうでした。
同時に、言葉が分からないとか、自信がないからといって逃げずにやらせてもらって本当によかった。

あきらめないことって、大切。
そして、関わりたい、役に立ちたいって必死に動くことも、ほんとに大切だと思った。

ということで、先生はまず一歩目のかべをこえ、

みんなと築きあげてきた体当たりで、幸せな図工の授業を大切にしていくからね。





2012年8月20日月曜日

祝☆出勤一日目!

今日は、朝9:00に教育局に初出勤!
教育局とは、いわゆる「教育委員会」です。モンゴルの小学校は9月1日(今年は土曜日なので、3日)から、新学期が始まります。日本でいう4月みたいなもの。夏休み明けにそのまま進級、新学期となるわけです。

だから今は、学校の開始に向けて、先生たちに様々な研修が開かれています。

今、モンゴルは教育改革の真っ最中。
モンゴルは最近6歳からの教育が始まったので、今日も小学校1年生の担任の先生の研修に参加しました。
ベテランの先生から、若い先生まで、12名の参加。



これが。。。モンゴル語がものすごく難しい(笑) ほとんど分からない!!写真と時々聞き取れる単語を推測して聞くのみ。
お昼休みの一時間を除いて、6時半までずっと。

いやあ、なかなか参りました(^^;)
分からない勉強を聞き続けるって、苦しいんだなあと実感。気持ちがよく分かりました(笑)

研修中に、カウンターパート(一緒に仕事をする人)から、「絢加、日本の小学校1年生の初めの1か月はどんなことをするの?」と聞いてくれたのだけれど、言葉が出て来ない。
「モンゴル語で説明するのが難しい」というと、「じゃあ、あさってまた図工の研修があるから、その時に先生たちに教えてね!」「!!!!!」

帰り際に「本当に私できるのかなあ」と聞くと、「手伝うから大丈夫!!」と。

モンゴルの先生たちに、紹介できるチャンス。でも、言葉が追いつかない。


今日は自分があまりにふがいなくて しゅん。。。としてしまいました。私にはまだ無理かな、とも思ったけれどきっと、「この状況の中で、どこまでできるか」が私のチャレンジなのでしょう。

やるしかない!!


2012年8月19日日曜日

チョイルに到着!!

みなさん、お久しぶりです!猛暑が続いていると聞きましたが、暑さにまけず、元気に頑張っていますか?
夏休み、どんなところにいったのかな。習い事を頑張った人もたくさんいると思います。2つ、私が聞いて嬉しかったことを紹介します。

①まずは、茅ケ崎中学校の吹奏楽部のみなさん!!
横浜市吹奏楽部コンクールでのゴールド 金賞!おめでとう!!8/7の県大会も、がんばったね!
みんなの努力と演奏の美しさをたくさんの人に知ってもらえたこと、先生は自分のことのように嬉しかったです。

また、個人的に活躍をしている話も耳にはさみました。
②小学校6年生のときから、Les Freresという方々のピアノが好きで連弾をしていた二人が演奏を続け、You Tubeに動画をアップしていたのですが、本人たちに、手紙を添えて画像を送ったそうです。
そうしたら何と、Les Freres会員限定ライヴ(ホール)で御客さんみんなの前で、流れ、スクリーンに…二人の名前と、「ブラボー!」、という言葉。Les Freresのお二人から、「この人達…。最高のライバルが出来ました」と言って頂いたそうです。

凄いことが二つ。一つ目は、そうやって頑張っている人たちをきちんと認めて勇気づけてくださったLes Freresのお二人。二つ目は、この行動力。私なら絶対に思いつきません。やりたいことに真っ向から進み、チャレンジし続ける卒業生の二人の勢いに圧倒されてしまいました。
ああ、こうやって人は成長していくんだ、と改めて感じ、鳥肌がたちました。 
がむしゃらに頑張る姿を見ると、私も力が湧いてきます。
お家の方に伺ったところ大丈夫ということのなので、是非見て応援してあげてください。http://www.youtube.com/watch?v=NXDWym0L9o0&list=UUf03wyJT1nIPaG4OSMC6cGw&index=15&feature=plpp_video

みんなの活躍も、教えてくださいね!!


さて、先生ですが、この一か月間で頑張ったことは三つ!
1 モンゴル語の勉強。
毎日語学学校に通ってがんばりました!モンゴル語の学習は終わらない。。二年間続けます。

2 フェルトのスリッパづくり!!


高岡さんという方がやっている、NPOの自助支援団体に通って、モンゴル人のお母さんたちにやり方を教えてもらいながら羊の毛からフェルトを作ったり、刺繍をしたりしました。



完成間近のスリッパ!
刺繍も可愛いでしょ?
お母さん達とともに。
3 馬頭琴!!
何と、5曲も弾けるようになりましたよ!まだまだへたっぴですが、たくさん練習してみんなに聞かせたいです。


そんな私も夏休み?はおしまい。
先週の木曜日に、やーーーーーーーーーーーーーーーーと 任地であるチョイルに着きました!!!
ところが、   色々あってまだ自分の家がありません(’’;)困りましたねええ。
決まっていたはずの家が、生活面、安全面で厳しかったことが理由です。
今は先輩の家に、いそうろうしています。
ここはお湯が出ないので、お風呂はお湯を沸かして行水します。
少しずつ、生活にも慣れてきた。。。かな?
明日から、いよいよ教育局に出勤!!頑張ってきます!では、サイハンアムラーレー☆