2013年7月4日木曜日

バヤンタル村~外人が来たぞ!


ゴビスンベル県内にある、もう一つの学校。
4番学校。これで、県内の5校の子どもたちとあいさつできたことになる。
首都に行くバスが一度このバヤンタル村に寄るので何度も通ったことはあるが、降り立つのは初めて。
バスの中で知り合いの先生に会い、バス停までも先生が迎えに来てくれていた。
しかし、まちがほぼ見渡せるのに、学校が見えない。はて??
 
「ここよ」
そう紹介されたのは、なんと普通のアパート!
 
学校が無かったから、改装して学校にしたんですって!!
中に入ると、確かにマンション!!
学校としては何となく不思議なつくり。
 
小学校は10~20人の各学年一クラス、小中高合わせて120人の小さな学校。
規模が小さい分、先生も少ないようだ。
小学校は、4人。
あれ?5クラスあるのに4人?
実は、一人の先生が二クラス担任しているのだ。
音楽の先生もいない。
科学や物理の先生も、専門学でもカバーして教えてるから、大変なのよ、と校長先生が教えてくれた。
今日は中高まで全クラスを回って挨拶をさせてもらった。
 
 
それにしてもこの村の人々、外国人に対する反応が強い。
「外人が来たぞ!」という反応。
外国の名前も珍しいのか、「アヤガ?アヤカ??」などと言いながら笑っている子も。
 
自己紹介、コップの絵を出したのは逆効果だったか・・・?
 
洗顔フォームが 村のどこにもない。
村のはずれのお店に入ってみる。
「顔を洗うせっけんある?」
「そうね~~ちょっとこれ、自分で読んでみて!」
3つあるうちの1つはボディークリーム、2つはボディーソープだった。
「お姉さん、これ体洗うやつだよ」
「そう。体洗えるなら顔も洗えないことないでしょ」
・・・言い返せない。
 
お姉さんの説得に妙に納得し、安い石鹸を買う。とりあえず、これでしのごう。
「あんた、どこからきたの?」
「日本から来た小学校の先生だよ、今チョイルに住んでる。」
「ああ、あんたやっぱり”アヤガ”ね!!」
小学校1年生の子どもが、家に帰ってくるなり私の話をしたらしい。
「アヤカって先生が来てね、アヤガ(コップ)の絵を”これな~んだ!”って見せてね・・・」
と、なかなか上手にお母さんに説明したらしい。
名前をおぼえてもらうって、なんだかちょっと嬉しい。
 
帰り道、子どもに声をかけられて話しているとその子のお父さんが
「こら!簡単に外人と話したらだめだ!!」だって!
 
そんなことを言われたのは初めてでちょっとびっくり。
その子も、「違うよ、先生だから大丈夫だよ!日本から来たんだよ!」とあせってかえす。
そうか、私は外人なんだ。
 
モンゴルは肌の色も、顔つきもとっても似ているから 普段意識したことが無かった。 
「外人」から「アヤカ先生」に代わるように頑張ろう。