2013年5月11日土曜日

母のきもち 4月30日(火)

寮の廊下。笑い声が絶えない。
前にも書いたが、私の部屋には訪問者が多い。
正直なところ 一度ちょっと面倒になったのだが、今は来てくれるとうれしいし、来ないで外で騒いでいると寂しくなって一緒に遊びたくなってしまう。
今も「外で遊ぼうよ!」と誘いに来てくれたが今日は風邪をひいているので断ってしまった自分に後悔。遊びたかったなあ。
 
そうやって一緒に遊びたくて来てくれるこもいるが、実はそうでない子も多い。
ただただ、様子を見に来るのだ。
 
一日に何回も「調子はどう?変化はあった?」と聞きに来る高校生。
ドアをあけて、私が笑うとほっとして笑って帰っていく小学生。
夜になると、やっぱりちょっと寂しくなるのだろうか。





 

夕ごはん。ポテトと肉を重ねてある。
お母さんて、こんな感じなのかな、と思う。
別に何か用が無くても、何となく様子が知りたくなってそばにくる。
私もきっとそうだったんだろう。
時々うざったがられたり、時々「も~~うるさいなあ!」と言ってみたりしながらも
次の日にはケロッとしてまた「おか~さ~ん!」と呼ぶ。
お母さんもきっと、「めんどくさいなあ。」とか思いつつも、面白がってくれてたんだろうな。
 
今日は寮の全員遊びだったらしい。もう一回誘いに来てくれたので、少しだけ顔を出した。Sケンをしたり、伝言ゲームをしたり。外の天気がいい時に、時々こういう遊びをしているそうだ。すっかり大人になっている子は、小学生とも楽しく遊んであげられるのだけれども、中学生の男の子はからかわずにはいられないようだ。急に大きな声を出したり、わざとらしく笑ってみたり・・・。
おしゃれや、ちょっと悪いことに興味をもっている子達が、小学生と遊ぶことに抵抗があったり、からかいたくなったりする気持ちも分からなくはない。
彼らが本気で遊べるようなもの・・・でも、小さい子も参加出来るような内容で・・・。
そう考えると、寮の運営というのもなかなか難しく、面白そう。
夕暮れ。向こうの草原が海に見える。
 
最近、夜になると中高生が悪騒ぎをしているのが聞こえる。あと少しの間ながら、どう関わっていこうか、考えどころ。

0 件のコメント:

コメントを投稿