2012年10月22日月曜日

体調不良!モンゴルの風邪直し療法

先週、5番の学校で、1年生から5年生まで、授業をして回りました。
その授業の様子が、学校にはり出されました^^

最近の学年の授業や行事についての写真の中に、私の授業の事も大きくあつかってくださいました。先生がどこにいるか、わかるかな??
みんなも興味津々!!

5年生の授業

3年生の授業


2年生の授業

色々課題も多い研究授業だったけれど、頑張ってよかった!何より、子どもたちが自分の作品に自信をもって作り出した事を喜んでいる姿に、感動!!!

授業については、また近日報告します。

さて、今日のテーマは「体調不良。」
週末はゆっくり休んだのですが、気が抜けたのでしょうか、日曜日から風邪を引いて熱をだしてしましました^^;

今日は午前は休み、午後から「じゅぎょうけんきゅう」(と、モンゴルの先生も言う。)を見てきました。
①モンゴル語の授業を、学校の先生みんなで考える。
②他の学校の先生も見に来て、授業をする。
③授業の改善点について、話し合う。
④他の学校の先生が、その話し合いをもとに改善して、また授業をする。

という流れのよう。
「アヤカ!また風邪を引いたの?家に行こうか?そんな靴(普通のパンプス)をはいているからよ!あったかい靴を履きなさい!ほら、これ飲んで!」と、あれやこれやと心配してくれる先生達。ありがたいですね。

今日、紹介してもらった飲み物。「チャツァルガナ」という実から出来たジュースで、これをお湯で割って飲むそう。
暖まるし、ビタミンいっぱいだから、風邪をひかない!!

そうです。教えてもらって早速購入。



さて、モンゴルでは、学校でもお酒を飲みます。
お祝いの時は、一つのグラスにお酒をついで、全員にまわして飲む風習があるのです。

今日は、授業研究のお祝い?
で、放課後にお酒を飲みました。

私は、「チャツァルガナ」をお湯で割ったものを振る舞われていたので、今日は飲まなくて大丈夫かな、

と思っていたら

サクランボのお酒がつがれ、「はい!」と渡されてしまいました^^;

「お酒を飲んで、薬をのんで、ジュースを飲んで、早く寝れば大丈夫!!」とのこと。

う〜ん、風邪を引いていたら日本ではお酒は飲まないなあ、と思いつつ、

「郷に入れば郷に従え」。

頑張ってぐっと一のみ!!
う〜〜〜ん、濃い!!
その後は、薬局で薬を買う事になり、車で家まで送ってもらいました。


風邪のお薬出そう。300トゥグルク(日本円で、18円!)
ジュースと薬の効き目やいかに?!
今日は早く寝ようと思います^^

一生懸命活動をすることも大切だけれど、やっぱり自分の体は自分で守らないと!と、反省!

モンゴルの風邪直し療法、私の体にもあってくれるといいのだけれど。

季節の変わり目で風邪を引きやすい時期だと思います。
山中先生のようにならないように、早寝早起き!手洗いうがいをこころがけて、元気に登校してくださいね。
それでは、サイハンアムラーレー!!(よくやすんでねー!)




2012年10月11日木曜日

ひと と ひと。


本日はこちらの三本立てて、最近のお話をしたいと思います。
①聞く
②見る
③話す

聞く
ここでは、先生が厳しく怒鳴ることが当たり前。体罰こそ少ないけれど、それはそれは厳しい。
でも、それに慣れてしまっているので、やっぱり、それがないと静かになりません。
こないだ大好きな先生に、「アヤカ、今暇?ちょっと校長室にいかなきゃいけないんだけど、子どもと一緒にお茶にいってくれる?」とお願いをされました。みんな私の荷物を持ちたがり、手をつなぎ、たくさん話しかけてくれる本当にかわいい子たちです。道で会えば遠くからでも笑顔で「アヤカバクシャー(アヤカ先生)~サエノー!!(こんにちは)」と言ってくれるいい子たちです。
でも、教室に戻っても先生がいない。
待てど暮らせど帰ってこない。 
 。。。結局、1時間お留守番。
多分、よっぽどのことがあったんだろうなと思います。そんなことで怒ったりはしません。何に参ったかって、その間何をしても静かにならなかったということ。

黒板に「しーーー」って絵を描いてみたり、出来ている子を褒めてみたり、改めて自己紹介をしてみたり、「こんにちは」とか「ありがとう」の日本語を書いて紹介してみたり、「NARUTO」の絵を見せたり、空手の技を見せて日本紹介してみたり。。。

でも静かにならない!!!!!!!
万策尽き果て、この、無力感。一生懸命聞いている子はいるけれど、すーぐにちょっかいをだして殴り合いの喧嘩を始めちゃうのです。
ついに私も「ソーチ!!ドガイバエ!(すわれ!しずかにしろ!)」とものすごく大きな声で叫んだのでした。まあ、言ったところで静かになりません笑
そうか、私はこの国ではまだ子どもを静かにさせることすらできないのか。ぞぞぞ。



見る
 私はこの二週間、モンゴルで新しく導入されたシステムにしたがっての研究授業ばりの授業の見学をしていました。
理科の授業。
授業の計画。
でも正直なところ、見てても半分以上何を話あっているのか分からない!! 埒(らち)があかないので学習計画をそのつど写真にとらせてもらい、ノートに写し、翻訳。そして板書計画や発問の提案を考える。
 授業を見せてくれた感謝の気持ちと、授業のいいところ、改善点、そして授業に対する想いとこれから一緒にやって行く上で大切にしたいこと、仲良くしていきたいことなどなど。一人2枚×12人。



頑張ったお手紙たち。
毎日夜まで作業が続く。・・・正直、登校拒否になるかと思いましたw
 でも昨日の会議で全員に渡したら、すご~く喜んでくれて、なんだか泣きそうでした。
まだ任地で一緒に休日遊んだり、「友達!!」っていうほど仲のいい人がいないことを一番悩んでいる()私としては、こうやって出来る事を一つ一つやって、地道に人間関係を築いていくしかないのかもしれません。
その甲斐あってか、今日は授業後に先生のお宅におよばれして、お茶をいただきました。出してくれたゴリルタイシュル(小麦粉の麺入りスープ?)は、過去最高の羊の香り!!気合いで完食!!


夏休みの研修でやった私の授業を実践してくれた先生がいました^^
「アヤカ、最近忙しいでしょう。疲れてない?今度は、お休みの日にごちそう作るからまたおいでね。」と言ってくださった。
あ、仲間として受け入れてもらえたんだ。と感じました。
ささやかな事だけれど、きっと今日のことは、私にとって一生忘れられない出来事。













話すということ
 来週からいよいよ、図工の授業が始まります。先生と打ち合わせをして、私が1クラスで実践して反省会をし、それを他のクラスの先生が追試するというシステム。今日、一年生の打ち合わせが終わりました。
どのクラスでやるかを、アヤカが決めろ、といわれ「選べないよ!」というと、くじを作って引くことに笑 引いたクラスの先生が喜んで「私のクラスの子はラッキーだわ!」と。
ちょっぴり複雑な気持ちですが、そういってもらえると、単純に嬉しい。
私が「一人一人に、パレット代わりにこうゆうお皿が欲しい。どこで買えるかな?」と相談すると、「う~ん、確かにあった方がいいね。じゃああたし首都に行って買ってくるわ!」えっ本当に?!そうしたら他の学年の先生まで、「あ、あたし余っている絵の具あるわよ!いらっしゃい!」と。
それはアクリル絵の具で、今回の学習には適さなかったのだけれど、高学年の学習で生きてくるかもしれない。眠っている教材が学習に生きる。
一人で悩んでいないで、相談して、よかった。
訓練所の研修で学んだ、ある言葉を思い出す。
「分からない」は、ネットワークを広げるチャンス!!

聞く、見る、話す。日常の行動をよく振り返ってみると、いろいろなチャンスが眠っているのかもしれません。
今日で、福島の訓練所に入所してから、半年が経ちます。つまり、東小を離れて、半年。残るは1年半。現職参加に残されている日々は、長いようで、短い。もう、焦っちゃうなあ。

2012年10月1日月曜日

9月の活動、悩める日々。

みなさん、サエンバイノー!!!(こんにちは!)
先週の運動会は盛り上がったかな?力を発揮できたかな?すっごく天気がよかったようですね。
それでは先生も近況報告(きんきょうほうこく)!!

モンゴルでは9月1日に新学期が始まり、この一ヶ月で3校の学校を回りました。素晴らしい先生、すてきな子どもたちに本当にたくさん出会いました。
どんなことをしていたかというと。。。

①学校へのアドバイス
 カウンターパート(一緒に仕事をしている、教育局のひと)と校長先生からのお願いで、それぞれの学校の最後の日に先生方を集めて「この学校の良いところ、もっとよくできるところ」のアドバイスをすることに。
 授業のアドバイスは、日本語でも難しい。モンゴル語だと、もっともっと難しい。
このびみょうなニュアンスが伝わるのだろうか。
何がいいのか、何がいけないのか。これは日本の教育の押しつけではないのだろうか。もっと良いアドバイスは無いのだろうか。

文字通り、苦悶(くもん)の日々。辞書とのにらめっこで作った原稿は、多分間違えだらけ。
難しい単語ばかりで、正しく発音できないという不安から、1校目でお話した時は、声まで小さくなってしまって、も〜悔しくて情けなくって泣きそう(トイレでこっそり泣いた^^;)でした。

でも、私は私。「もし、もう少し話せたら、もし、もっと力があったら。。。」って思ったって、今の私が変身できるわけではない。




そうか、言葉が話せないからって自信を無くしてたら、ずっと何もできないんだ。



そう自分に言い聞かせて、どうにかこうにか先週3校目を終えました。今、ちょっと達成感!
今まで東小学校でやってきた一つ一つの授業、研究授業、研究会、校内研、みんなから、そして先輩から教えてもらった事全てが、私の今を支えてくれています。


 楽しい授業をしたら、先生もみんなも楽しい。そして、自信も力もつく。でもそれは、先生だけがいくら頑張ってもできることではありません。だって先生は魔法使いじゃないし、みんなも人形じゃない、一人ひとり、違う人だから。授業は、先生とみんなで作り出す、自由に動く作品なのかもしれません。   
授業で大切な事って何だろうって考えたときに、やっぱりみんながその勉強にどれだけ興味が持てるかなんじゃないかなって思いました。そういう授業をするためにこの国には、いったい何が必要なのか。

これは、二年間悩み続けないといけないことなのかもしれません。



②初授業! 
二校目で、「明日の4時間を、アヤカと一緒に授業が作りたい。私も考えてくるから、朝一時間早く会って打ち合わせしよう」と言ってくれた先生がいました。


モンゴル語の授業案をノートに写して日本語訳。学習のめあてをよく考えてから、授業の計画を考え直す。それをモンゴル語訳。ま〜時間のかかること。自分の語学力がにくい。


「よし、じゃあはじめの二時間、アヤカやってみて!」「えーーーーーー!本当に!?今日?!無理無理!」「チャドゥンシテ〜(できるよ〜★)」ということで、急いで教材作りをしていざ授業!
 理解ある先生が全面的にフォローしてくれたから、とーーっても楽しかった!!やっぱり子どもとの授業、わくわくします。そうそう、子どもと楽しい授業したくて来たんだった!

一年生の、「洋服」についての授業。生活科に近いかもしれません。

モンゴルの子どもたちは、女の子は白いシャツにひらひらのスカートに顔くらい大きいボンボン、
男の子はネクタイをしめているのです。びっくりするくらい、日本人と顔が似ているでしょ?!

先生も、子どもが集中して取り組めたことに気づいて楽しんでくれました。そして、記念撮影。パチリ!

めあてをもとに、子どもたちに合わせて授業を構成していくよさが、ちょっとでも伝わったかしら★


そんなチョイル生活ですが、夏も終わり、秋本番。草原の色も少しずつあせて、冬支度が始まっています。

砂ネズミ!温かい日は、道でひなたぼっこしています。と〜っても可愛い!
町のなかをいつも歩いている牛たち。この子牛さんは、この道をどうわたったら良いか分からずずっと立ち尽くしていました^^






そして先週、ついに初霜!!!!!!!


分かるかな?車や地面に霜(しも)が 降りています。
 すでに、気温は2度。さ、さ、さむい!横浜の真冬くらいです。
部屋の中でダウンを着てるのに手が震えます。冷え性の私、生きて行けるのかしら?
ここにきて初ホームシック!無性に横浜の景色と、みんなに会いたくなりました。


 一番苦しい事は、やはりモンゴル語。勉強はしているけれど、ネイティブの人のモンゴル語はとっても早くて全然分からないことがほとんど。もっと、子どもの言う事を理解したい!先生の相談をちゃんと聞きたい!!!情けなさと悔しさが毎日つのります。

 語学力のアップには努力と時間が必要。でも時間はあんまりない。発音がだめでも、伝わらなくても、聞いてくれようという先生や子どもがいたら。。。がんばれる。。。かな〜笑


やっぱり、やるしかないか!!先生の中にいる、弱虫お化けに負けないぞ!!