2012年10月11日木曜日

ひと と ひと。


本日はこちらの三本立てて、最近のお話をしたいと思います。
①聞く
②見る
③話す

聞く
ここでは、先生が厳しく怒鳴ることが当たり前。体罰こそ少ないけれど、それはそれは厳しい。
でも、それに慣れてしまっているので、やっぱり、それがないと静かになりません。
こないだ大好きな先生に、「アヤカ、今暇?ちょっと校長室にいかなきゃいけないんだけど、子どもと一緒にお茶にいってくれる?」とお願いをされました。みんな私の荷物を持ちたがり、手をつなぎ、たくさん話しかけてくれる本当にかわいい子たちです。道で会えば遠くからでも笑顔で「アヤカバクシャー(アヤカ先生)~サエノー!!(こんにちは)」と言ってくれるいい子たちです。
でも、教室に戻っても先生がいない。
待てど暮らせど帰ってこない。 
 。。。結局、1時間お留守番。
多分、よっぽどのことがあったんだろうなと思います。そんなことで怒ったりはしません。何に参ったかって、その間何をしても静かにならなかったということ。

黒板に「しーーー」って絵を描いてみたり、出来ている子を褒めてみたり、改めて自己紹介をしてみたり、「こんにちは」とか「ありがとう」の日本語を書いて紹介してみたり、「NARUTO」の絵を見せたり、空手の技を見せて日本紹介してみたり。。。

でも静かにならない!!!!!!!
万策尽き果て、この、無力感。一生懸命聞いている子はいるけれど、すーぐにちょっかいをだして殴り合いの喧嘩を始めちゃうのです。
ついに私も「ソーチ!!ドガイバエ!(すわれ!しずかにしろ!)」とものすごく大きな声で叫んだのでした。まあ、言ったところで静かになりません笑
そうか、私はこの国ではまだ子どもを静かにさせることすらできないのか。ぞぞぞ。



見る
 私はこの二週間、モンゴルで新しく導入されたシステムにしたがっての研究授業ばりの授業の見学をしていました。
理科の授業。
授業の計画。
でも正直なところ、見てても半分以上何を話あっているのか分からない!! 埒(らち)があかないので学習計画をそのつど写真にとらせてもらい、ノートに写し、翻訳。そして板書計画や発問の提案を考える。
 授業を見せてくれた感謝の気持ちと、授業のいいところ、改善点、そして授業に対する想いとこれから一緒にやって行く上で大切にしたいこと、仲良くしていきたいことなどなど。一人2枚×12人。



頑張ったお手紙たち。
毎日夜まで作業が続く。・・・正直、登校拒否になるかと思いましたw
 でも昨日の会議で全員に渡したら、すご~く喜んでくれて、なんだか泣きそうでした。
まだ任地で一緒に休日遊んだり、「友達!!」っていうほど仲のいい人がいないことを一番悩んでいる()私としては、こうやって出来る事を一つ一つやって、地道に人間関係を築いていくしかないのかもしれません。
その甲斐あってか、今日は授業後に先生のお宅におよばれして、お茶をいただきました。出してくれたゴリルタイシュル(小麦粉の麺入りスープ?)は、過去最高の羊の香り!!気合いで完食!!


夏休みの研修でやった私の授業を実践してくれた先生がいました^^
「アヤカ、最近忙しいでしょう。疲れてない?今度は、お休みの日にごちそう作るからまたおいでね。」と言ってくださった。
あ、仲間として受け入れてもらえたんだ。と感じました。
ささやかな事だけれど、きっと今日のことは、私にとって一生忘れられない出来事。













話すということ
 来週からいよいよ、図工の授業が始まります。先生と打ち合わせをして、私が1クラスで実践して反省会をし、それを他のクラスの先生が追試するというシステム。今日、一年生の打ち合わせが終わりました。
どのクラスでやるかを、アヤカが決めろ、といわれ「選べないよ!」というと、くじを作って引くことに笑 引いたクラスの先生が喜んで「私のクラスの子はラッキーだわ!」と。
ちょっぴり複雑な気持ちですが、そういってもらえると、単純に嬉しい。
私が「一人一人に、パレット代わりにこうゆうお皿が欲しい。どこで買えるかな?」と相談すると、「う~ん、確かにあった方がいいね。じゃああたし首都に行って買ってくるわ!」えっ本当に?!そうしたら他の学年の先生まで、「あ、あたし余っている絵の具あるわよ!いらっしゃい!」と。
それはアクリル絵の具で、今回の学習には適さなかったのだけれど、高学年の学習で生きてくるかもしれない。眠っている教材が学習に生きる。
一人で悩んでいないで、相談して、よかった。
訓練所の研修で学んだ、ある言葉を思い出す。
「分からない」は、ネットワークを広げるチャンス!!

聞く、見る、話す。日常の行動をよく振り返ってみると、いろいろなチャンスが眠っているのかもしれません。
今日で、福島の訓練所に入所してから、半年が経ちます。つまり、東小を離れて、半年。残るは1年半。現職参加に残されている日々は、長いようで、短い。もう、焦っちゃうなあ。

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