2013年10月8日火曜日

モンゴルの算数の時間ですよ!!①


今日は5年生の算数の授業でした。
モンゴルでは、単位を変えなければ計算できない問題がたくさん出ます。

時間や長さ、距離、重さ。計算も厄介だけれども、単位の変え方の勉強をしっかりしないまま数が大きい計算をしなければならないので、混乱している子どもたちが多く、先生たちも困っていました。
5年生で教えるべき事は「何千年」「何百年」「六十年」「十年」という時間単位について。
ん?と思った方。正しい。日本の算数ではこの勉強はありませんのでちょっとこの④つをご説明したいと思います。
みんなもちょっと頭を使って考えてみよう!!
ちょっと歴史っぽいかも?

①何千とは…?
1000年を区切りとした単位。
      1001年〜2000年まで→2千年代
     2001年〜3000年まで→3千年代

②何百とは…?
100年を区切りとした単位。日本では「世紀」と呼ぶ。
      1101〜1200年まで→12世紀  
     2001〜2100年まで→21世紀

つまり私たちは21世紀3千年代)に生きていて、
1162年に生まれたモンゴルの英雄であるチンギス・ハーンは12世紀2千年代)に生きていたわけです。この、1101年から12世紀、っていうのがちょっと難しい。
このような時間の区切りは、時を大きく見て時代ごとの特徴や大きな流れを見るために役立ちます。歴史的な事だと、はっきり何年、と分からない場合は○○世紀ごろ、と言ったりもしますよね。
★①②は2013年、などと書く、西暦をもとにしています。

③さらに60年をもとにした全く別の単位も。
実は、モンゴルにも日本と同じく、中国から伝わってきた十二支が存在しています。イノシシ年は「ブタ年」ですが(もともと中国ではブタの意味であったそうな。)
1985年は丑年、というのも全く一緒。みんな自分が何年か知っているくらいです。
それに、「木、火、土、金、水」という五行思想(ごぎょうしそう)を組み合わせます。日本はこれをさらに「兄と弟」に分けて十干(じっかん)、12と6の最小公倍数である60年で一回りします。これを十干十二支(じっかんじゅうにし)というそうです。
ちなみに私は乙丑(きのとうし)、大正14年の方と同じだそうです。そうか、私が産まれた時に60歳だった方と同じという事か。
そう考えると60年て長い時間ですよね。日本は60歳になると還暦(かんれき)といって、赤いチャンチャンコを着てお祝いしますが、これは一回りして生まれかわるという意味を込めているそうです。
参照:http://www.geocities.jp/mishimagoyomi/10kan12shi/10kan12shi.htm
モンゴルは兄と弟の区別は無く二年ずつですが、同じく60年で一回り。

④また、10年を一区切りにした単位とは、先ほどの「木、火、土、金、水」という五行思想を二年ずつで10年。
★③④の二つは中国で紀元前3世紀頃から始まったものだそうで、西暦は関係ありません。

このような①②歴史的かつ③④文化的・宗教的な時の数え方と、一年=365日などの単位換算が混ざった問題があります。
例えば、5つの60年と、25この100年48この10年の長さを比べる問題。
また、100と45年と6ヶ月を「年」で表しなさい、という問題も。(145.5ヶ月??)
これは日常生活で使わない表現です。
教科書や指導書を日本語に訳しながら、私まで「???」に。んん?めあてはなんだ?ところが、どこにもしっくりくるめあてがない。これは困った!

計算が出来るとしても、時間の感覚を身につけたり単位を使いこなすことにはつながらず混乱するよね、と担任の先生と何度も話し合った結果…

今日の授業のめあては二つ。
①色々な時間単位で時を表すこと
②時間の単位は、時間を分かりやすく表すためにあることを理解し、正確に選ぶこと

そして次の時間に、指定されている教えるべき事は教えよう、ということでまとまりました。

ただ、単位を変えることって意外と混乱しますよね。
1年=12ヶ月。じゃあ52ヶ月は何年何ヶ月??
1分=60秒。じゃあ3976秒は何分何秒??
そこで!!ある秘密兵器を用意しました。

どんな授業をしたのか続きはまた今度😊
ヒント写真★
先生が手に持っている「マシーン」は一体どんな意味があるのでしょう?

明日はもう一クラスの先生の授業。
それが終われば、この二年間の活動の中で、5番学校に行くのはもう最後!
残り半年をきり、いよいよ終わり始めました。
ばたばたしているのでついみんなへの連絡が遅くなりがちでごめんね。
今週こそモンゴル通信!といつも思ってはいるのですよ〜〜〜><
とりあえず次のブログ更新をお楽しみに!

2013年10月2日水曜日

10月1日は敬老の日@モンゴル&本のイベント

10月1日。待ちに待ったパールが入りました〜〜〜〜!!!!
モンゴルの冬は寒く厳しい。マイナス30度の中では人は死と隣り合わせ。
だから毎年、冬になる前にお湯の線を色々チェックして、終わったら「パール」という集中暖房が入ります。
これがパール。この中を熱湯が通って、部屋を暖める。
実は最近、もう寒くて寒くて…室内ではもこもこの洋服に、寝袋をかぶって生活していました。
田舎のパールは首都とは違いそんなに効きはよくないけれど、それでも雲泥の差!!
震えない、っていうだけでもすっごく快適です。
活動から帰ってきてあったかかったときに、思わずガッツポーズをしてしまいました。やったーー!




さて。6月にチョイルでやった「日本祭り」の際、スタンプラリー形式にして、全部クリアした子に「日本マスター」のスタンプをおして上げました。
なんと、そのシステムを生かし、子どもたちが本に興味をもてるようにと5番学校の先生総出で本のイベントが開かれました!!その名も「本は素敵な友達」。


これは詩の暗唱コーナー。「一秒の言葉」という詩が全員に暗記の詩、後もう一つは自分の知っている詩を暗唱。

これは文章を読むコーナー。

高学年のみんなも楽しそう!!

「先生、写真撮ってあげるよ!!」

これは小さい本を自分で作るコーナー。先生はどんな本なのか、色々笑顔で質問しています。
これが学校の校章。
 実は、開催前に相談を受けました。「日本祭りのときみたいな、子どもが喜ぶスタンプを作りたいんだけど・・・。」
家に消しゴムはんこの材料があったので、副校長先生とデザインを話し合い、作ってみることにしました。
先生の要望は、
1 学校の校章を入れること
2 本は素敵な友達、の言葉を本の中に書くようなデザインがいい
3 おめでとう!を書きたい

とのこと。といっても この校章、なかなか難しい。
「先生〜これ難しいよ」と言ったのですが、
「あやかなら出来る!!!」と言われてしまったので


作りました!!
先生の作ったスタンプ!「本はすてきな友達」おめでとう!と書いてあります。
校章も、なかなかいい感じで彫れたでしょ??

先生たちも子どもたちも大喜び!折角頑張っているイベント、子どもがもっと喜んでくれたから、作ってよかったなと思うのでした。

本マスターになったよ!やったね!!!


そんなイベントを図書室でやっているときに、どこからともなく歌声が。
二階にあがってみると、どうやらコンサートをやっているよう。
「今日は、昔学校で働いていたお年寄りの先生たちに感謝する日なのよ」ですって!!
知らなかった!!!
便乗してしばらく伝統的な踊りや歌を見せてもらいました。






先生たちも嬉しそう。














       イベントの後は、学校の寮でお食事会。
音楽の先生がギターを片手にみんなで大合唱。
「アヤカも何か歌いなさい!」といわれ、
「15の月」というモンゴルの伝統的な歌を歌いました。
みんなとても喜んでくれて、ほっ。
今の所モンゴルの歌で完璧に覚えているのは国家とこの歌だけ。もう少しレパートリーを増やしたいな.


年上の人をとっても大事にするモンゴルの人たち。心が暖かくなります。


先生達もいっぱい集まりました★




一番右の方は90歳。三代の教え子なんですって!!


そしてチョイルのきれいな夕焼け!!!

今日は3年生の算数、すっごく面白かった!!
明日は5年生の指導案検討…
頑張ります!!!!!


2013年9月26日木曜日

体操のお姉さん

先週一週間何をやっていたかというと、ラジオ体操!!
モンゴルは9月が新学期。9月から、県内の一校で試験的に新しいカリキュラムが組み込まれることになりました。新しい教科書、新しく出来た指導書。
算数の指導書には、去年一年間、先輩隊員やJICAのプロジェクトと共同して行っていたセミナーの内容も少なからず生かされていました。
 その中で今までと一番大きく異なるのは、「お茶、体操、学活」の時間が一時間とられるようになったということ。
 しかしながら、体操と言われても、何をどうしたらいいか分からなかった先生方。他県のセミナーで聞きつけてきた、日本のラジオ体操を教えてほしいという依頼を受けました。
 そこで予定を変更し、一週間1年生から5年生まで資料を作って毎日ラジオ体操指導!
体の動きやどこを伸ばしているのか、何の為の運動か、また楽しく教えるためには・・・と工夫をこらし、どうにか一週間で大体の動きを習得させることができました。


 今週からは授業について。各学年の指導書、教科書の翻訳から、本時のめあてを設定して指導案を書き、それをもとに授業内容について先生と話し合います。
今日は1年生の図工の授業と、授業後の話し合いがありました。
「ねんどでじこしょうかい」という単元を設定し、ねんどで作品を作る際に指導すべき方法や、子どもの考える力を伸ばすための発問、教具を作成して授業にのぞみました。

作品ができたらみんなで鑑賞会。自己紹介の練習をしてから、「こんにちは、わたしは○丸です。私は○○が好きです」と自己紹介をしながら、作品を鑑賞していきました。


見て下さい、子どもたちのこの想像力!!!ねんどに模様をつけるための爪楊枝や、ねんどをカットするための棒も活用して、立体的な作品を作り出した子もいました。


これは自分で、音楽を聴いているんですって!




→「警察の車と、きのこと、花が好き」

↓「オオカミとが好き!」動物の造形は、驚くほど上手なモンゴルの子どもたち。

時間ぎりぎりまでねばって、自分の満足いく作品を紙いっぱいに作り上げた子もいました。


出来上がった作品は、それぞれ全く違うもの。個性豊かな作品に、先生達も感動していました。

さて、明日は4年生の算数の指導案検討。今から翻訳&指導案作成です。がんばるぞ!


2013年9月23日月曜日

感謝!!!!!!!!

先週の日曜日、さんまのスーパーからくりテレビにてロバートの馬場さんが、海外で頑張っている日本人に和食を作ってくださるという企画の中で活動を紹介していただきました。

馬場さんの和食や子どもたちのムービーはもちろんですが、番組を見られた方々からの感想や応援のメッセージをいただいて、またまた元気をもらいました。
ここで一人で住んでいるとたまに寂しくなったり、日本語で話したくなったり、取り残されているような気持ちになることも正直あります。
でも、私はみなさんに支えられているんだなと実感させていただきました。とても幸せです^^
日本の友達が、テレビを写真で撮って送ってくれました。

メールがまだ全員に返せてなくてごめんなさい。それぞれ何度も読み返しては感動しているのですが、うまく言葉にならず・・・笑 時間がかかるかもしれませんがきちんとお返ししたいので、気長に待っていてくださると嬉しいです^^

★他のサイトの紹介になるので、お家の方に見てもいいか確認してから見るようにしてくださいね。
モンゴルJICAボランティアが自分たちの活動や生活を記事として毎週金曜日に更新し、隊員目線でモンゴルの今を伝えるサイトです!
http://baasanonline.blog.fc2.com/
БААСАН(バーサン)とはモンゴル語で「金曜日」という意味です。これはモンゴルのJICAボランティア有志でつくられたブログですが、この中にいくつか記事を書いています。

私の活動は、子どもたちの考える力を伸ばすための子ども中心の教育を推進すること。
主に図工と算数の授業を通して先生たちと一緒に授業をしながら考えています。それに加えて自分で目標に設定したのが、「国際理解教育」。テレビでも様子が少し紹介されていたと伺いました。
6月に、あることがきっかけで「チョイル日本文化祭り」というものをやってみようという話が教育局からもちあがり、企画段階、準備、当日の三部作で記事を書きました。よかったら見てみてくださいね^^
http://baasanonline.blog.fc2.com/blog-entry-40.html
http://baasanonline.blog.fc2.com/blog-entry-46.html
http://baasanonline.blog.fc2.com/blog-entry-50.html

他にもたくさん記事があがっています。旅行でのことや活動のこと。少し難しい表現や漢字もあるかもしれませんが、色々な職種の方々の活動や生活の様子が見れるので面白いと思います。是非色々な記事を読んでみてくださいね。

2013年9月19日木曜日

今週の日曜日!!


★お知らせ★
ひょんなことがきっかけで 「さんまのスーパーからくりテレビ」に、仲間と出させていただくことになりました^^
みんなの中で実は、もう知っている人もいたりして・・・?!

今週日曜日、9月22日(日)夜7時から!!見てね★
ということで、改めてからくりテレビについて調べてみました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/さんまのSUPERからくりTV
1996年4月21日からTBS系列で放送されているバラエティ番組」 
先生が小学生の頃からよく見ていた、ご長寿番組です。
ああ…放送日まで内容を書けないのがもどかしい!詳しい感想やお礼はまた今度ゆっくり、ね^^

私がとても感動したのは、芸人さん、スタッフのみなさんの心遣い。休みなく多忙な芸人さんの笑顔と優しさに感動。モンゴルの食べ物を喜んで食べてくれたことも凄く嬉しかった。
 日本では毎日当たり前に見ていたテレビ番組ですが、一時間の中の10数分の枠の為に何週間も前から何度も連絡をしたり、モンゴルに足を運んだりして番組を作り上げるその過程やスタッフ、現地コンダクター、関係者の方々の熱意は衝撃的でした。
そんな場に立ち会えたことは本当にラッキーだった。どのような編集になって放送されるのか、とっても楽しみ!
モンゴルやチョイルのよさ、協力隊の活動の様子が少しでも伝わり、世界に興味をもつ子どもたちが増えることを切に願っております。本当に一生の思い出になりました!!
是非みなさん放送日に番組をご覧になって、私の代わりにからくりスタッフさんの労をねぎらって差し上げてください^^おねがいします!
撮影終了後、隊員仲間、ディレクターさん、コンダクターさんたちと共に。
スタッフ全員で、ぱちり!こんなたくさんの方が関わっていたんです^^




2013年8月23日金曜日

残暑お見舞い申し上げます


みなさんこんにちは!
夏休みも残りわずかですね。
先生はこの夏、たくさんの所に旅行に行きました。
日本の4倍もの土地のあるモンゴル、東西南北絶景が広がっていました。
少しずつ写真ものせていけたらなと思っています。
今回はお知らせを二つほど。

①モンゴルでのテレビ出演
1月に撮影した番組が、JICA公式Youtubeに日本語字幕付きであげられました。
JICAボランティア物語 モンゴル 幼児教育・小学校教諭

今はもう帰国なされた、幼稚園の先生の先輩隊員と一緒に出ています。
なぜか私は生活の様子を詳しく撮られてしまったので、ちょっと恥ずかしいですが、
授業の様子も映っているので、よかったら見てみてくださいね^^

②モンゴル通信
学校には送ったのですが、こちらにあげるのが遅くなってしまいました。次の号は旅行特集にする予定です。乞うご期待!



2013年7月4日木曜日

バヤンタル村~外人が来たぞ!


ゴビスンベル県内にある、もう一つの学校。
4番学校。これで、県内の5校の子どもたちとあいさつできたことになる。
首都に行くバスが一度このバヤンタル村に寄るので何度も通ったことはあるが、降り立つのは初めて。
バスの中で知り合いの先生に会い、バス停までも先生が迎えに来てくれていた。
しかし、まちがほぼ見渡せるのに、学校が見えない。はて??
 
「ここよ」
そう紹介されたのは、なんと普通のアパート!
 
学校が無かったから、改装して学校にしたんですって!!
中に入ると、確かにマンション!!
学校としては何となく不思議なつくり。
 
小学校は10~20人の各学年一クラス、小中高合わせて120人の小さな学校。
規模が小さい分、先生も少ないようだ。
小学校は、4人。
あれ?5クラスあるのに4人?
実は、一人の先生が二クラス担任しているのだ。
音楽の先生もいない。
科学や物理の先生も、専門学でもカバーして教えてるから、大変なのよ、と校長先生が教えてくれた。
今日は中高まで全クラスを回って挨拶をさせてもらった。
 
 
それにしてもこの村の人々、外国人に対する反応が強い。
「外人が来たぞ!」という反応。
外国の名前も珍しいのか、「アヤガ?アヤカ??」などと言いながら笑っている子も。
 
自己紹介、コップの絵を出したのは逆効果だったか・・・?
 
洗顔フォームが 村のどこにもない。
村のはずれのお店に入ってみる。
「顔を洗うせっけんある?」
「そうね~~ちょっとこれ、自分で読んでみて!」
3つあるうちの1つはボディークリーム、2つはボディーソープだった。
「お姉さん、これ体洗うやつだよ」
「そう。体洗えるなら顔も洗えないことないでしょ」
・・・言い返せない。
 
お姉さんの説得に妙に納得し、安い石鹸を買う。とりあえず、これでしのごう。
「あんた、どこからきたの?」
「日本から来た小学校の先生だよ、今チョイルに住んでる。」
「ああ、あんたやっぱり”アヤガ”ね!!」
小学校1年生の子どもが、家に帰ってくるなり私の話をしたらしい。
「アヤカって先生が来てね、アヤガ(コップ)の絵を”これな~んだ!”って見せてね・・・」
と、なかなか上手にお母さんに説明したらしい。
名前をおぼえてもらうって、なんだかちょっと嬉しい。
 
帰り道、子どもに声をかけられて話しているとその子のお父さんが
「こら!簡単に外人と話したらだめだ!!」だって!
 
そんなことを言われたのは初めてでちょっとびっくり。
その子も、「違うよ、先生だから大丈夫だよ!日本から来たんだよ!」とあせってかえす。
そうか、私は外人なんだ。
 
モンゴルは肌の色も、顔つきもとっても似ているから 普段意識したことが無かった。 
「外人」から「アヤカ先生」に代わるように頑張ろう。