2013年2月6日水曜日

発熱、初セミナー




1月は、3日間に渡るテレビ撮影(3月に放送予定!この事についてはまた今度詳しく^^)、日本文化紹介、首都での語学研修など 新年早々新しいものにチャレンジして成果を得、忙しくも充実の月でした。
締めくくりは1月30日、31日のセミナー。

お世話になった教授から紹介していただいて仲良くなった、通訳のバヤルマさん。
何度もモンゴルの先生と日本の小学校に来てくださっており、日本やモンゴルの教育の実際、課題、良い点を大変よくご存知な、本当に素敵な方。
そのバヤルマさんの依頼で、1月30、31とウランバートル市内の私立の小学校の先生15名を対象にセミナーを行いました。
朝の10時から、夕方四時まで二日間、計10時間。

依頼内容は、「モンゴルに初めて入ったOHCの具体的な活用方法を教えてほしい」ということと、「活動をしていて、モンゴルの先生にこれを知ってほしい、必要だ」と思う事を伝えてほしいとのこと。
ふむふむなるほど。聞いた時に なんだかわくわくしたので二つ返事で引き受ける。

それで ・・・何から始めたらいいんだろう・・・。 
なんせ、自由にできる二日間の研修をゼロからまかされた事なんて初めてだったんですもの。
プログラム?
いやいや、でも 「何を目指してこのセミナーをやるのか」という目的が無いとプログラムは書けない!ということで
何度も話し合い悩みに悩んだ結果、二日間のセミナーのテーマは
「考える力を伸ばすための子ども中心の教育を目指して」

 これには深い想いもありました。
授業研究をするにも、ほめたりしかったりするにも、絶対に「どんな子どもになってほしいか」という目標が欠かせません。
一時間一時間の内容を考える時にも、「子どもたちのことを思いながら授業を考えてほしい」というのが私たちの願い。

そこからたてたプログラム。でもなんだかしっくりこない。たまたま会った先輩に話すと、とても親身になって相談にのってくださり、さらにセミナーにも参加してくれることに。
日曜日に細かい内容の確認をしていった。ここで初めて気づいた事。
「あれ?すっごくまずい状況なんじゃ・・・。」あと3日でやる事が気が遠くなるほどある。あわわわわ・・・。
その後 発熱。38.5。
・・・ここから、セミナー終了までの5日間、薬飲んでも汗かいても下がらず。むしろ上がる。優しい優しい仲間たちの水や薬、ご飯の差し入れに頼り、寝るかセミナーの資料を作るかしかしませんでした。(そして太った・・・。)

月曜は小学校のメネジル(副校長先生のような役割)とセミナーの内容の打ち合わせと、視聴覚機材の試用。あっという間に当日。

一日目。実際に野菜を切って種があるか確かめてみました。
視聴覚教材と本物、どっちがいいかな?
一日目は
1 自己紹介 日本文化紹介★
2 視聴覚教育ってなんだろう?~考える力を伸ばすための視聴覚教育~
3 OHCってどんな機械だろう?使ってみよう!
4 実際に活用の仕方を考えてみよう!
5 質問、アンケート記入



二日目
1なぜ考える力を伸ばす必要があるのだろう★←(左の写真。)
2授業研究ってなんだろう
3授業研究をしてみよう①!「鏡の国の魔法使い」(3年、図工)★
4授業研究をしてみよう②!「昆虫の体」(2年、生活科)
5質問、アンケート記入


私は「★」のコマの担当。先輩が図工の授業の手だてについて説明しているビデオを撮ってくださったので、恥ずかしながらアップしてみます。見られるかな?(顔に疲れが出ていることは気にしないで下さい笑)


先生方から「本当に面白かった!」「参加出来てよかった!」という言葉をたくさんいただいた。これは素直に嬉しかった。
先生たちに、子ども役になってもらっての授業。
 準備からセミナーまで、仲間やモンゴルの先生方から学び刺激を受けることが 
数えきれないほどあった5日間だった。

 やってみて分かった事は3点。
①「一人では何も出来なかった」ということと
②「チャレンジしなければ見えないものがあった」ということ。そして
③「協力は協力隊の最大の武器である」ということ。

①まだまだだな、というのが素直な感想。依頼を受けた段階で見通しが立っていなかったから、みんなにこの5日間凄く無理をさせる形になってしまった。自分の体調管理もなっていなかった。反省!
②正直、語学力的にも教師力的にも実力をはるかに越えた依頼だった。でも「楽しそうだな」の直感に頼って引き受けてみなければ、このような学びも無かったと思う。自分の今までの活動とこれからの方向を見直す良いきっかけとなった。
③協力って凄い!通訳のバヤルマさんがいなかったらこのセミナーは出来なかったし、詰まったときのフォローをしてくださったからこその参加者の深い理解があった。
 今回のメンバーは協力隊の中でも職業は同じ「教員」。とはいえ、一人ひとり、得意なものや持っている力は違う。全部をカバーする人になんてなれない。ならなくて良い。みんなが自分の力を最大限に発揮できるようにして協力すれば良いのだと思った。
 また、先輩方の作った去年の資料があったから、より良いものが出来たのだと思う。こうやって残していけば、これからの隊員とも「つながって」「協力して」行けるのではないかと思う。そういう意味でも、モンゴルの教員の集まりの会でのセミナー、小さい規模のものでもいいから絶対開催したいな、と強く思った。

大好きな同期。
とっさの相談にも関わらず本当に親身になって支え、引っ張っていって下さった先輩方。
セミナーを見に来てくれたみなさん、風邪の心配をしてくださったみなさん(笑)に、本当に感謝!!!

2013年1月2日水曜日

新年のごあいさつ

あけまして おめでとうございます!
 昨年中は 大変お世話になりました。
 こうやって今異国の地で笑顔でいられるのも、皆様の支えがあってのこと。心より感謝申し上げます。
 今年も、「できるかなあ。」と不安になることでも「とりあえず、やってみよう!」の精神で、色々な事にチャレンジを続けてさらに逞しく成長し続けたいと思います。

 年賀状を送ってくださった方々、母から知らせを聞いてとても嬉しく思っています。お返事が出来ないので、年賀状代わりのモンゴル通信、年末年始バージョンを書きました!是非、読んでみてくださいね!

それでは、今年もよろしくおねがいいたします!
2013年 1月 山中 絢加



2012年12月27日木曜日

シンジリーン バヤリーン メンド フルギー!

 みなさんこんばんは!お久しぶりです。

12月は、1番学校で10コマの授業の指導案検討と授業、改善の話し合い、13コマの授業のサポートをしました。
 自分で予定を組んだものの、毎日授業の案を考えて書き、教具を作り・・・ものすごくハードでした!!

授業の様子はまた今度ゆっくり。まだまだ課題はあるけれど、少しずつ 子どもたちの意見が分かるようになってきたことと、先生たちに「絢加の授業をやると子どもがよく分かる!」と言ってもらえるように!これが一番嬉しかった。
子どもたちからも、たくさんラブレターをもらうようになりましたw

さて、今日は昨日のシンジル(忘年会と新年、クリスマスパーティーが全て含まれたようなもの)の様子を紹介します。


 髪を巻くコテがない、という話をしていたら「みんなで支度するからアヤカもいらっしゃい!」という素敵なお誘いが。先生宅にお邪魔すると、みんなでつけまつげをつけ合ったり、髪を巻いたり、マニキュアを塗ったりと みなさんより美しくなるために余念がありません。開始時間になっても終わらず、30分遅刻で会場に到着。これがモンゴルタイムよ!ですってw みんなそんな感じなので、結局パーティーの開始は予定の一時間遅れ。

 これが会場の様子。なかなか ごうか でしょ?
 1番学校の小学校の先生たちと。
 モンゴルは、午前午後に別れて1つの教室を二つのクラスで使っています。なので、同じ学校内に中学生も高校生も通っています。これは高校の先生と、アメリカから英語を教えにきているボランティア、「ピースコー」の仲間とともに撮った写真。みんな可愛いでしょう?
 この会の中でたくさんの先生たちが表彰されました。なんと私も表彰され、お菓子とたくさんの拍手をいただきました!いつも私を助けてくれる、副校長先生と共に。
2年生の先生たちと一緒に。みんな本当におしゃれ!ちなみに、「ドレスを持っていない」というと先生に洋服屋さんに連れて行かれ、チョイルで3000円くらいで買いました。カチューシャはモンゴルで買ったビーズで手作り!
先生たちとたくさん踊って普段話さない先生にもたくさん声をかけてもらえて、本当に楽しかった〜!いくつになっても女らしさを忘れずに思い切りおしゃれをしてはじけるモンゴルの女性たちには刺激をもらいっぱなしです。

モンゴルは旧正月である2月に大きなお休みがあるので、年末年始はぎりぎりまで学校があります。明日でやっと今年の授業が終了!2日からまた活動。
31日は、上の階に住んでいるサラエグチェーの家族とカウントダウンをすることになりました。
とりあえず明日の授業、楽しんできます!それではみなさん、良いお年を!!

2012年12月6日木曜日

プチ旅プチレポート!

 最近、日中でもマイナス15〜20度になってきました。
朝はマイナス30度・・・一歩外に出た瞬間に、鼻に違和感。一瞬で冷凍完了。
はいた息で、髪やマフラーにも霜がつく。

何よりも指とほっぺたが痛い!鼻が凍るときは、マイナス10度越えの時。まつげが凍るのは何度くらいなのかしら。

モンゴル的に「まだまだ寒くないよ」ということですが、マイナス30度が寒くないとは言わせないぞ〜〜寒いものは 寒い。
・・・とはいえ、意外とさらりと すごしております。なれるって すごい。

横浜は今、「前期」「後期」の二期制ですが、モンゴルは四期に別れています。
11月は学期休み&選挙で、とつじょ 二週間学校がお休みに。

せっかく時間があるならば。
仲間のいる県で、ジャイカがやっている「子どもの発達を支援する指導法改善(かいぜん)プロジェクト フェーズ2」
http://www.jica.go.jp/project/mongolia/004/index.html
のセミナーが行われるということで、700km以上離れた県まで行ってきました!ということで、

今回はプチ旅?プチレポート!!

6時間の長距離移動のバスの休憩地点にて。なぜかこの時期、子犬がたくさんいます。

休けい地点のお手洗いは、穴がほってあるところに板が渡してあるだけ。
それはいいのだけれど、この穴が すご〜く 深い。。。どう考えても10m以上はあります。
足をかけると、板が「ギギギ・・・」と苦しそうにきしみます。
落っこちたら、どうなるのだろう。ぞぞぞ・・・
エルデネト、到着!
予想以上に都会でびっくり。ここには鉱山があって、まちが とても栄えていて、人も多いようです。
同じモンゴルといえども600km北に上がった街は、町並みも売っているものも全然ちがう。

ロシア料理やさんや、ロシアのお菓子、新鮮な野菜、川魚のスモーク。
極めつけはスキー場!!・・・まあ、私はすべれないですが。本当に素敵なまちでした。

冬にバックパックで長距離移動したのは初めて。荷物が多く、夏よりもずっと大変。




エルデネトからさらに車で1時間、ボルガンに到着。
緑が多く、私の任地とは全然雰囲気がちがう!!
この寒さだと、流れている川も凍るのです!!!
雪景色の山に囲まれた、おもちゃのような色合いの家々。すてき!

セミナーの様子。日本の小学校の様子や板書の説明もありました。

自転車の駐輪所が立体になっている写真を見せて
「ほら、日本は土地がせまいから、こんな工夫までしている!」 とか笑、

赤信号の写真を見せて
「車は一台もいないのに、青になるまで一人で待っている!モンゴル人が待つか?いや待たないだろう!(会場は爆笑。)これも教育のなせる技だ!」という説明も。
う〜ん、考えた事なかった!!


モンゴルに来て、改めて自分がやってきたことを見つめ直した時に、
「日本の教育ってすてきだな。」とよく思います。たくさんの先輩先生たちが、もっと良い教育ってなんだろう、と真剣に考えて練り上げられてこられた苦労があって、今のシステムがるのだと改めて思い知らされます。そして、いつか私たちもそうやってさらに良い教育をつくっていくのでしょう。

さて、ではこの国で私が「いま」できることはなんだろう。
3日間セミナーに参加してみて、教育隊員仲間と、モンゴルの教育や日本の教育について、そして自分たちができるとってなんだろう、と話し合った事で、自分のやりたかった事を再確認&さらに具体的になった気がします。

何も先生たちの力になれていないのではないか?という苦しさでモンモンと悩んでいた私にとって、大きな しげきとなりました。

 一度首都に戻り、次は首都からバスで二時間のところにある、「バガノール」という小さな湖のあるまちへ。
 この街は、去年マイナス50度を記録したそうな。他の街よりもずっと雪がたくさんつもっていて、凄く寒かった!
 どんな街でも、行ってみなければ分からない。
そしてせっかくモンゴルに来たのだから、たくさんの街をしってたくさんの人とふれあいたい。そんな気持ちになった二週間でした★



そしてチョイルに戻ってきました!!!ラクダさんのお出迎え。
二週間経って帰ってみたら、チョイルも驚くほど寒くなっていました。地面もすっかり雪化粧。
ラクダもすっかり冬毛です。
 11月は自信をなくしたり、悩んだりと 苦しい月でしたが、12月に毎日活動の予定をビッチリ入れたら悩んでいる暇がなくなって元気になりました^^
悩む暇があったら突進!がイノシシ気質の私には向いているようです。

        一年生の図工の授業の様子。今月から、算数の授業も始まります。
 さあ、明日は3年生の授業!!

今から指導案を直して、授業の準備をして、モンゴル語の練習をして・・・

笑顔、笑顔!!!
もっと、モンゴル語を話せるようになりたい。
もっともっと、チョイルの人々と仲良くなりたい。
もっともっともっと、共に成長したい。

私に出来る事を全てやろう。

そうだ、今年の豊富は、「モンゴルと仲良くなること」だった。
さあ、2012年も残すところあと1か月。

年末まで、走り抜けます!!!

2012年11月11日日曜日

伸び盛り、ゴビスンベル県。

Сайн байна уу?(こんにちは!)

最近、私は授業をやっていませんでした。
え、先生、ずっと遊んでたの?!と言われてしまいそうですね。
実はこの3週間は、私は授業を「する」のではなく、「見る」 活動をしていました。
 どんな授業を見ていたかというと

①他の学年の先生が授業をする
②他の学校の先生がくじをひく。例えば引いたくじが「1年生の算数の10までの足し算」だったら、1時間で準備をして授業をする。
③ゴビスンベル県全部の3年生の先生が集まって授業を考えて、全員授業をする

主にこの三つの授業の見学をし、意見を言っていました。②は、モンゴル全体でそのような先生の試合があるそうで、県の代表を決めるためのものでした。

 この三つを見ても分かるように、モンゴルは今、先生の授業の「技術」をあげようと、いろいろな事をしているのです。

前に、モンゴルにも「ジュギョウケンキュウ」(授業研究)があるというお話をしましたが、私は特に③の、3年生の先生たちの授業研究で感動!今日はこのことについてお話しします。



これが、モンゴルの教科書。

 木曜日に、何十キロも離れた村からも先生が集合。10人の先生とそれぞれの学校の副校長先生、県の教育を担当している先生、そして私であつまりました。

 この授業研究のテーマは、「授業で子どもたちが創造する思考力と能力を、どのように発展させるか」。子どもたちの力を伸ばすことを中心に考えているこのテーマ、素晴らしい!!がぜん、やる気がわいてきます。

 今回みんなで考えるのは、「算数」。数に「何十」の数をかける計算で、一番早く、かんたんに出来る方法を考える勉強です。


日本の教科書とちがって、文章の問題はほとんどのっていません。私もそこで初めて教科書を見たので、辞書を引き引き、理解。

 同じページに、全然ちがう計算問題も書いてあります。これでは、教科書通りにやっていては学習がつながって行きません。
 さて、この学習を「子どもたちの思考力と能力を伸ばすため」には、どうやって教えて行けばいいか。

そこになんと、日本の教科書を持って見ている先生がいるではないですか!「ねえ、これってどういうこと?」と聞いてくれたので、それをもとに、日本での学習の流れを説明。

「アヤカはどうやって教えたらいいと思う?」

う〜〜〜ん。このタイミングで何を伝えるべきか。
 私がこの2か月算数の授業を見てきて一番改善したかったのは、「算数の授業でならったことを、毎日の生活で『使える』ようになってほしい」ということ。そこで、

「これは例えばだけど、私なら"先生ね、お店にアメを買いにいったの。このアメを10個買ったらいくらになるかなあ。"とか子どもたちが解きたくなるような生活に身近な文章題を出してから、どんな方法で計算するか考える。」ことをつたないモンゴル語で提案。でも、先生たち一生懸命わかろうとして聞いてくれています。

「なるほど!!!それは面白い!」
そこからの話し合いは早くて早くて、ほとんど分かりませんでしたが、そのままアメの金額を求める授業になりました^^;
もっと色々な問題場面が考えられるけれど、とりあえず見守ってみることに。
先生たち、


↑こんな風に、パソコンで授業のめあてや学習の流れを書きながら、「アメならいくらくらいか」「どのアメにするか」「どんな言い方をしたらいいか」などなど、ああでもない、こうでもない、と話し合いをしていました。話し合いが終わったのは、夜の10時!!

月曜日から毎日色々な学校に行って、
①授業をみんなでみる→②話し合い(良かったところ、改善点)→③改善→④次の日の授業に生かす

を繰り返して行きました。授業のめあてや流れを書いた紙を配る事が必要だ、と前にの授業研究の時に伝えていたのですが、きちんと全員に配られるようになっていてびっくり。


先生たちは

「1班の子どもを見る先生」「先生の活動を見る先生」
「時間の配分を見る先生」

など、分担して授業を見ています。これもすごい!







 授業の後の、話し合いの様子。
自分の役割の意見を中心に、全員が意見を言っていきます。
 
 先生たち、子どもたちの様子をよく見た上で意見を言っていっていらっしゃいます。するどい意見もばんばんでます。

 私の役割は、「助言・相談役」。副校長先生や、私のカウンターパートである教育担当の先生と同じ役割。緊張するなあ。
 どうしても言いたいこと、をしぼって、知らない単語を調べてメモをして助言。

画面左のように、一枚の紙にたくさん書いてあります。
先生への感謝の言葉と、
他の先生たちも反省点として言っていたことなどについて、具体的な改善点を伝えます。私が言った事を3つ紹介。

①「子どもはいろいろな意見をだしたが、紙に書いた字が小さすぎて見えず、友だちの考えを理解しないで終わった」→
一つの紙に、一つの方法を書く。

②紙に書いた考えの説明は、先生じゃなくて子どもがする。

③黒板に問題を書く。計算の仕方も分かりやすく書く。




じゃあ、明日はどうしたらいいか。ここからまた、全員での話し合いが夜まで続く事になります。


さて、それ以降どうなっていったでしょうか?

①について
次の授業では、「一つの紙に一つの方法を書こう!」という説明が加わりました。
でも、まだ小さい。するとその日の話し合いである先生が「マスメを書いたらいいんじゃないの?」と提案。そうしてうすくマスメを書いた紙が配られるようになりました。

②について
次の日からすぐ改善。でも、黒板を向いてしまってよく聞こえませんでした。言葉に詰まってしまう子も。そうです、「子どもたちが自分で自分の考えを説明する」ことは、簡単ではありません。
先生は魔法使いじゃない。授業は魔法じゃない!「自分の考えをみんなに伝える」「みんなで学び合う」ことは毎日の積み重ねで少しずつその力がついて行くのだと思います。(ちゃんと伝わっていたか、ちょっと不安。)ただ、先生の手助けとして、長い棒のようなものやマイクを使うと説明が上手になるよ、と伝えました。


 どこから見つけてきたの?!棒の登場。
 先生たちの凄いところは、「思いつく限りの改善点を出して、さっそく次の日にやってみる」ところ。

説明が上手にできてみんなが分かってくれたとき。モンゴルの子たちも先生も、本当にいい顔!!!

③について

これが、初めの黒板。
うまく言えないので、話し合いの時に黒板に書いて意見を言ったり、ノートに「私ならこう書く!」という例を書いて見せたりしていたところ、









水曜日には、先生たちの話し合いでも黒板を使って行われるようになり。。。







最終日には、黒板がしっかり活用されるようになりました!!!
モンゴルではあまり黒板が重視されていない授業が多いように感じていました。
今回の授業研究で、「どうやって書いたら分かりやすいか」ということについての話し合いが行われるようになったこと、すっごく嬉しかったです。
最終日には「人は外部からの情報を15%は耳から、80%は目から受けているんだって!」とグラフに書いて紹介。黒板は学びのあしあと。これが、今回自分の活動としては一番の成果だったかもしれません。

 今回の授業研究で日々めを見張るくらいいい授業になっていったのは、モンゴルの先生たちの持っている力でした。

 
 先生の活動しているゴビスンベル県は今凄く伸び盛りなのだと思います。

 JICA(ジャイカ)がモンゴルの先生を日本に研修に連れて行ってくれる、という制度があるのですが、この大きな国で13人しか行けない せまき門 に、小さいゴビスンベル県から2人も行けることに!!!みんなで大喜びしました。

もちろん若い先生もいるけれど、中には力のある ベテランの先生もいらっしゃいます。
 でも、いろいろな人の意見をしっかり聞いて、取り入れる。この柔軟性に感銘(かんめい)を受けました。
 高い目標と夢をもつこと。


 人の助言を、真剣に聞くこと。
 そして、とにかく、やってみること。
  

初めて訪れた、村の様子。あら、チョイルよりもずっと何もない!!
この村で活動するのも、楽しみだなあ。








2012年11月5日月曜日

モンゴル通信、第5号!!

今回は、わが町、チョイルのおススメスポットと、暮らしの様子についてお知らせします。

ガイドブックにも載っていない、インターネットで調べてもあまり出てこない、観光地でもない本当に小さな町ですが、そこに暮らす人々はとても人情にあふれていて温かいです。是非読んでみてくださいね^^


2012年11月4日日曜日

初雪、初授業。

サェンバイノー!!(こんにちは!)
10月15日、ついに初雪が降りました!

そして同じ日に、1年生のクラスで授業をしました!!
自分が中心で授業をするのは、これが初めて!!

どういう過程を踏んで授業にのぞんだかというと。。。

①どの授業をやるのか、先生達に決めてもらう。(進み方によって。)
②どういう「めあて」で、どういう授業をするのか考えてきて、紙に書く。
③書いた紙(指導案、と言います。)を見ながら、授業をする学年の先生と授業について話し合う。
④話し合いで変わった事を、指導案に書き直す。
⑤授業をする。先生達が見に来る。
⑥他のクラスで、他のクラスの先生がやってみる。


10日(水)に「どの授業をやるか」が決まり、11日から打ち合わせ開始。
15日から19日まで、毎日2コマの授業(1年生から5年生まで)

初日の授業はどうだったかって??


それはそれは。。。落ち込みました^^;




子ども達の作品は素晴らしかった!!!

モンゴルの学習内容をもとに、「指から生まれた私の物語」という単元をくんでみました。














指で、色々な点や線を書いています。
















初めての水彩共同絵の具を使って、自由に書いていたら、魚に見えてきたので魚を描いたそうです。水の流れも付け加えたのがすてき!












このように、子ども達の作品は、素晴らしいものが出来上がりました。
授業の計画も良かったと思います。

でも、私の気持ちの準備が十分でありませんでした。

反省点と改善点3つ。

①先生達が打ち合わせの中で、「用意しておくよ!」といってくださったのですが、
実際は足りずに焦ってしまった。
→無くてもどうにかなるように、自分で準備しておくべきだった。

②言葉を十分に覚えていなかった。予想外の事態の時に、言葉が出てこなかった。
→とっさに言葉が出てこないのは仕方がないけれど、子どもの普段の様子から、どういう事が起こりうるか 考えておくべきだった。発問の言葉が出てこないのは努力不足。

③予想以上にたくさんの先生が見に来ていたので、焦ってしまった。
→・・・次に生かそう!


落ち込んだ気持ちをなぐさめるために、その日はゆっくりご飯でも作って食べて、寝て。。。


としたいところ。ところが次の日も授業と、4年生の指導案検討が待っている!!これで何もしなかったら、それこそ努力不足だ。

そんなわけにはいかない!!!!!

ということで、初日の落ち込みから、気合いで3時間で立ち直り、朝の4時まで必死で準備!!そして授業。

2年生の授業の様子。3原色から、色々な色を作り出す授業。

先生!色々な色が出来たよ!!と満面の笑みで教えてくれました.

自分だけの風車を手に、外に遊びに行きました。


「寒さに負けず、外で遊ぼう!私のすてきな風車」という学習。4人の先生と私のカウンターパートが授業を見に来てくれましたが、少ない指示の中、子どもたちが自由に発想して楽しそうに描く様子や、それぞれの子どもが、自分が描いた作品に自信を持てたのがなにより嬉しかった。




その後、3、4、5年生と授業をする中で感じた事.

真剣な顔と悔しい顔、そして、やったぞ!という笑顔。

これが見たくて、授業をやっているんだな、と。
真剣な顔をしているとき、子ども達は自分の中にあるあらゆる知識や技能を活用して活動したり、考えたりしています。この時、「学んだ」知識が「自分の知識」になります。
知識を活用したけれど、うまくいかなくて悔しかった時、次の可能性や方法を模索して新たな技能が身につきます。

そして、できた!と笑顔になる時に、自信が着いて行くのだと思います。

自分の知識を活用し、それが自信につながるということ。

そういう姿が見たくて、先生たちは頑張っているのかもしれません。
子どもたちの 「もっともっと伸びたい!」

という気持ちは、どこの国でも 同じなのかもしれませんね。