今日、前回書いた、「日本の小学校1年生がやる図工の授業」について、ゴビスンベル県の新一年生をもつ先生方に研修をしました!!!!!
「オリガミをみんなに教えてあげて!」と言ってくれたのだけれど、折り紙は日本の小学校の授業で教えることはない。
確かに、今自分ができること、時間は限られている。でも、私が「図工で大切にしたいこと」を伝えたい。それは、折り紙のおり方を教えても絶対に伝わらない。
モンゴルには「ゴイ!(すてき!豪華!きれい!かっこいい!いけてる! の、総称みたいな印象です。)」という言葉があります。
よりよい姿を目指したり、技能の習得としては大切な観点なのだと思う。
けれども、図工は何よりも「心の教育」をすることを目標として据えなくてはいけないと、私は思っています。小学校教育において、技能的に、素晴らしい作品を作ることに大きな意味はないと私は思います。
自分で考えたり、こうする!って決めてみたり、試してみたり、思うようにならなくて悔しくて、なんでこうなるんだろうって不思議に思ったり、それを乗り越えて感動したり、自信をもてるようになったり。。。そういうことが大事なのだということ。
「ゴイ」じゃなくてもいいし、思ったようにならなくてもいい。だから、「失敗」は無い!!
これは、私のクラスだった人はきっとわかるんじゃないかな。
だから、あたしは図工が好きなのだということ。全部の学校の先生に、新学期前にアピールできるなんてなんて貴重な機会なんだろう。
これだけは、今このチャンスで伝えなきゃいけないと強く思いました。
おととい依頼をされて、昨日の午後から案を練り、教材を作り、モンゴル語訳!
実は、昨日の夜は苦しくて、胃が痛くてごはんが食べられませんでした(笑)
今日、カウンターパート(一緒に仕事をする人)に一瞬見てもらい、急いで、言葉が足りない分の教材を仕上げる。
午前しばらく普通に研修を一緒に受けていたけれど、モンゴルの先生えらい。
ちゃんと図工や音楽の実践の研修もするのです。
ちゃんと疑問は口にだし、質問には答える。
こういう、アグレッシブな姿、チョイルの良さだと思う。
と感動していたら、「アヤカ、コーヒー飲み終わったらやってね☆」と、カウンターパートから言われ(笑)
やってみました!!
モンゴル語は片言だったけれど、先生たちみんなが私の授業に児童として参加し、積極的に意見をくれたり、 どうしても失敗を恐れる雰囲気はあるのだけれど、声掛けをすると素晴らしい発想で答えてくれる。
始めは私の提示したお手本をなぞろうとする先生たちだったけれど、
「メガネを作ったら、残った紙でチョッキができたの!」という先生が、でてきた。
本当に鳥肌が立ちました。
ああ、子どもたちがこうやって伸びてほしくて来たんだ、楽しい!なんでもしよう!という自分の気持ちを再確認しました。
一番びっくりしたのは、先生たちの対応の変化。
モンゴル語もろくに話せず、そこにいる私に、きっと疑問と戸惑いをかんじていたのだと思います(笑)
授業が終わった時に私のカウンターパートが「素晴らしい授業をしてくれたアヤカに感謝しよー!!」っていってみんなから拍手をもらい、
お昼ご飯をみんなで食べに行き、たくさん話しかけてもらえるようになって。子どもの写真を見せてくれたり、
私が分からなそうな単語を簡単な言葉で説明してくれたり。
なんだか、涙が出そうでした。
同時に、言葉が分からないとか、自信がないからといって逃げずにやらせてもらって本当によかった。
あきらめないことって、大切。
そして、関わりたい、役に立ちたいって必死に動くことも、ほんとに大切だと思った。
ということで、先生はまず一歩目のかべをこえ、
みんなと築きあげてきた体当たりで、幸せな図工の授業を大切にしていくからね。